
外壁塗装を検討するとき、多くのお客様が最初に悩まれるのが「色選び」です。いざカラーサンプルを見ても、実際に塗ってみると「思っていた色と違った」「玄関扉と合わなかった」というケースは珍しくありません。芝川塗装株式会社の施工実績でも、色選びのご相談は着工前に最も多いテーマのひとつです。本記事では、富士宮市での施工経験をもとに、外壁塗装の色選びで失敗しない5つのポイントを専門家の視点からわかりやすくお伝えします。
目次
芝川塗装株式会社
弊社代表は建築塗装・防水工事の業界で30年以上のキャリアを持ち、一般住宅から集合住宅・工場まで多数の施工実績を有しています。静岡県の気候・風土に精通した専門家として、地域のお客様一人ひとりに最適な色提案・施工プランをご提供しています。
外壁塗装の色選びで失敗が起きやすい理由
「カタログで選んだのに、塗り終わったら想像と全然違った」——外壁塗装の現場でよく聞かれる後悔の声です。なぜこのような食い違いが生じるのでしょうか。その主な原因を理解しておくだけで、色選びの精度は大きく上がります。
サンプルと実際の仕上がりが異なる原因
色の見え方は「面積の大きさ」によって変わります。小さなサンプルチップで淡く見えた色も、外壁全体に塗ると明るく膨張して見える現象(面積効果)が起きます。また、天候や時間帯による光の質の変化、周囲の建物・植栽・道路の色の反射も、仕上がり後の印象を大きく左右します。さらに、ツヤあり・ツヤなしといった塗料の光沢度の違いも、同じカラーコードでも異なる印象をもたらします。これらを事前に把握していないと、「こんなはずではなかった」という事態につながりやすいのです。
ポイント①:玄関扉・屋根・付帯部との統一感を意識する

外壁は建物の中でも最も面積が大きいパーツですが、家の顔となるのは外壁単体ではありません。玄関扉・屋根・雨樋・軒天井・窓枠・戸袋などの付帯部と合わさって、はじめて建物全体の印象が決まります。色選びで最初に確認すべきは、これらの「変えられない色(または変えにくい色)」との相性です。
色の組み合わせの基本ルール
色の組み合わせには「同系色でまとめる」「補色でアクセントをつける」「ベースカラー:アクセントカラー=8:2にする」という基本法則があります。たとえばブルー系の玄関扉がある場合、外壁をホワイト・グレー・淡いブルーグレーにまとめることで、扉が主役となりつつ建物全体がすっきりした印象になります。屋根がダークグレーや黒系であれば、外壁は明るいニュートラルカラーを選ぶと全体のバランスが取れます。一方、外壁・屋根・扉をそれぞれ全く異なる色にすると、統一感がなく雑多な印象になりやすいため注意が必要です。
ポイント②:色の面積効果と膨張・収縮を理解する
色には視覚的に大きく見せる「膨張色」と小さく見せる「収縮色」があります。白・クリームなどの明るい色は膨張色で建物が大きく明るく見え、ネイビー・ダークブラウンなどの暗い色は収縮色でシャープな印象になります。また、彩度(色の鮮やかさ)が高い色ほど面積効果が強く出るため、サンプルで見るよりも実際の仕上がりが鮮やかすぎると感じるケースがあります。
明度・彩度と実際の見え方の違い
実務上のポイントは「カタログのサンプルよりワントーン落とした色を選ぶ」ことです。気に入った色があればその1〜2段階ダークまたはグレイッシュ寄りのものを選ぶと、塗り上がり後に「ちょうどよい色」に仕上がることが多いです。弊社では施工前に大判のサンプルボードをご用意し、実際の外壁面に当てて確認していただくことで、面積効果による色ズレを最小限に抑えています。
ポイント③:汚れが目立ちにくい色を選ぶ

外壁は常に雨・ホコリ・排気ガス・コケ・カビなどの外的要因にさらされています。どれほど美しい色を選んでも、汚れが目立ちやすい色では数年で見栄えが悪くなってしまいます。一般的に汚れが目立ちにくいとされるのは、グレー・ベージュ・アイボリーなど中間色系の落ち着いた色です。反対に白・黒・濃い原色系は汚れが視認されやすい傾向があります。
周辺環境・景観との調和も忘れずに
富士宮市は富士山を望む自然豊かな地域です。周囲の山並み・田畑・河川などの緑・茶系の景観になじむ色選びをすることで、街並みとの調和が生まれます。また、自治体の景観条例や住宅地の雰囲気に合わせることで、近隣との摩擦を避けられます。個性を出したい場合も、外壁全体を主張の強い色にするのではなく、一部をアクセントカラーとして取り入れる方法がバランス良くまとまりやすいです。
ポイント④:大判サンプルを実際の外壁に当てて確認する
色選びの精度を高めるために最も有効な方法のひとつが、大判サンプルを使った現物確認です。カタログの小さなサンプルチップだけで判断すると、前述の面積効果によって実際の仕上がりとイメージが大きく異なる場合があります。弊社では施工前にA4サイズ以上の大判サンプルボードをご用意し、実際の外壁面に当てた状態でご確認いただいています。サンプルを確認する際は、晴天時と曇天時の両方でチェックすることが大切です。日差しの強い時間帯と日陰では、同じ色でも明るさや鮮やかさの見え方が変わるため、複数の条件で確認することで後悔のない色選びにつながります。また、玄関扉や屋根の近くにサンプルを当てて色の相性を同時に確認する方法も、統一感を判断するうえで非常に効果的です。
ポイント⑤:色数を絞ってシンプルにまとめる

外壁塗装でよくある失敗のひとつが「使う色が多すぎる」ことです。デザイン性を高めようとして3色・4色を組み合わせると、まとまりのないにぎやかな印象になりやすく、数年後に「飽きた」と感じるケースも少なくありません。プロが勧めるのは、基本的に「外壁ベースカラー1色+付帯部アクセント1色」の2色構成です。この組み合わせはシンプルで飽きがなく、外壁の汚れや経年変化に対しても美観を保ちやすいメリットがあります。また、外壁を2色で塗り分ける場合は、上下の区切りを明確にし、色の明度差をつけすぎないことで調和の取れた外観になります。
【施工事例】富士宮市 K様邸|ブルー系玄関扉との色合わせ
弊社が実際に手がけた事例をご紹介します。富士宮市K様邸では、外壁の経年劣化(色褪せ・チョーキング現象)が目立ってきたことをきっかけにご相談をいただきました。
施工概要
施工エリア:静岡県富士宮市
施工箇所:外壁・軒天井・雨樋・戸袋
工期:1週間
施工内容:外壁塗装・付帯部塗装
色選びのポイント
既存扉の色:ブルー系
外壁色の方向性:扉のブルーと統一感のある色
ご家族の決め方:玄関扉の色に合わせてご家族で相談・選定
仕上がり:建物全体に調和が生まれ美観が大きく向上
K様邸の色選びで大切にしたのは「玄関扉のブルーを活かす」ことでした。扉の色はすでに存在感のある個性的なブルーでしたので、外壁はそれを際立たせる落ち着いたグレー寄りのニュートラルカラーを選定。扉がアクセントカラーとして映え、軒天井・雨樋・戸袋を統一した色で仕上げることで、建物全体に一体感が生まれました。工期は1週間で完了し、K様ご家族にも大変ご満足いただけた仕上がりとなっています。このような「既存の扉・屋根の色から逆算して外壁色を決める」アプローチは、色選びの失敗を防ぐうえで非常に有効な方法です。
富士宮市における外壁塗装の費用目安
色選びと合わせて気になるのが費用感です。外壁塗装の価格は住宅の規模・使用塗料・付帯部の範囲によって大きく異なりますが、以下に一般的な戸建て住宅(30〜40坪)を想定した目安を示します。
上記はあくまで目安であり、建物の形状・劣化状況・足場設置の条件によって変動します。弊社では現地調査のうえで詳細なお見積りを無料でご提供していますので、まずはお気軽にご相談ください。また、外壁塗装と屋根塗装を同時に施工することで、足場費用を一度で済ませられるためコスト面でも効率的です。
まとめ
外壁塗装の色選びで失敗しないためのポイントを5つにまとめました。①玄関扉・屋根・付帯部との統一感を最初に確認する、②面積効果を考慮してワントーン落とした色を選ぶ、③汚れが目立ちにくい中間色を基本とする、④カラーシミュレーションと大判サンプルで仕上がりイメージを確認する、⑤色数を2色以内に絞ってシンプルにまとめる——この5点を押さえることで、塗り上がり後の後悔を大幅に防ぐことができます。
富士宮市のK様邸でも、ブルー系の個性的な玄関扉の色を起点に外壁色を決定したことで、建物全体に美しい統一感が生まれました。色選びにお悩みの方は、ぜひ専門家にご相談されることをお勧めします。弊社では現地でのカラーシミュレーションから施工後のアフターフォローまで丁寧にサポートいたします。まずはお気軽にお問い合わせ・無料お見積りをご活用ください。









